《言葉がわからないと、ゆすり、たかり、ぼったくりからも「ジャーネー」と、簡単に逃げられる》
海外旅行では、言葉がわからないほうが有利なことが多い。
言葉がわからないと、相手が文句をつけても、何かを売りつけようとしても、何もわからないので、ニコニコして「ジャーネー」と簡単に逃げることができるからね。
これが下手に英語がわかると、うっかり断る理由を、英語でしゃべってしまう。
もちろん、相手は、それに対しての話し方を勉強しているので、話せば話すほど逃げられなくなるってわけだ。
例えば、ホテルの部屋にノックがあって、なにかもっともらしい理由をつけてドアを開けさせようとするような場合。
何も言葉がわからなければ、最初から話をしないし、しても「ノー」くらいしか言えないので、絶対に安全なんだね。
英語がわかると、なんとなくナットクして、ドアを開けてしまうかもしれない。
だから、英語がしゃべれない方が、詐欺や泥棒にあいにくいってことにもなるわけだ。
ということは、しゃべれても、事情によっては英語をしゃべれない振りをするのが有利だと言うことになる。
しかし、普通の日本人、特に日本人学生などは非常な英語コンプレックスがあって、よほどの自信がなければ、英語がしゃべれない振りをすることは難しい。
英語の資格を片っ端から持っている世界旅行者くらいになると、英語コンプレックスはまったくないので、堂々と、日本人英語で「ノーイングリッシュ!」と言い切れる。
でも日本人の英語のできない学生なんかは、わかりやすい英語で「ドゥーユースピークイングリッシュ?」と話しかけられたら、心理的に自分のエゴ(自我)を守るためにも、知らない振りをしたり、無視したりできないんだよ(涙)。
日本人の心の底には、「英語で外国人と話す理想的な自分」という理想像が鎮座ましましているので、簡単な英語で話しかけてくる外国人にとても弱い。
日本の女の子が、外人とすぐにセックスしてしまうのは、英語を話したいというのが一つの理由なんだよ。
もう一つの理由は、もちろん「もともとセックスが大好き」ってことだけどさ。
というわけで、英語ができないほうが安全だと言うことです。
ま、英語ができたほうが、トラブルが起きたとき、それを警察に報告したりするときは有利だ。
でも、最初からトラブルがないほうが、もっといいんだからさ(笑)。
これの系として、海外で見知らぬ現地人が、日本語で話しかけてきた場合。
これは、不機嫌そうな顔をして、「アイムコリアン」と言えば、だいたい逃げられることになっている(?!)。