長距離バスや列車で時間を潰す方法
世界旅行者の「これが正しい海外個人旅行」、第三章「キモチイイ旅のためのヒント集」第11項「長距離バスや列車で時間を潰す方法」を紹介しておきます。
「これが正しい海外個人旅行」より。
11:長距離バスや列車で時間を潰す方法
長期の旅行で、飛行機を出来るだけ使わない旅をしていると、必然的にバスや列車に長い時間乗りつづけることになる。
リオデジャネイロからバイーアへの36時間の寝台バス(レイト)、パキスタンのペシャワールからクエッタへの二泊三日の寝台列車の旅が、僕の連続乗車記録だ。
アメリカをグレイハウンドバスで旅していたときは、バスに身体が馴染んでしまって、10時間程度連続してバスに乗るくらいは短くてもの足りず、まるまる1日乗りつづけて、少し長いかなという感じになる。
さて、こういう長時間バスや列車に乗っているときの、時間の過ごし方はどうしたらいいだろう?
本を読めればいいが、バスの場合は、本が読めるような状況はほとんどない。
しかも、どんなに素晴らしい景色も、長時間のっていると、飽きてしまう。
目をつぶっても、眠れるとは限らない。
すると必然的に、自分の頭の中に時間潰しのネタを見つけることになる。
すでに長く旅を続けている場合は、今までに旅をした町の名前やルートを次々と思い出すのがいいだろう。
泊ったホテルの部屋の様子を詳しく思い出すのもいい。
僕は世界一周中のことをものすごく細かく覚えている。
それは、こういうところで繰り返し繰り返し、思い出して頭に刻み込んでしまったからなんだ。
旅で出会ったモテモテの男性は「むかし付き合った女のことを、次々思い出していると、5〜6時間はすぐに過ぎますね」と言っていた。
僕も真似をしてみたら、5分で終わってしまった(涙)。
プレイボーイじゃない人は、このテクニックは使えないようだ。
実は僕は、こういうなにもすることのできないバスや列車の中の長い時間に、フランス語とスペイン語の動詞変化を暗記していた。
だから、僕の旅行バッグの中には、コリンズジェムのフランス語、スペイン語の動詞活用変化表が入っている。
スペイン語の動詞活用暗記は、特に中南米旅行をしている場合は、すぐに役に立つので試してみたらいいと思う。
【写真】フランス語の動詞変化表
【旅行哲学】バスや列車の中は、フランス語やスペイン語の動詞変化を暗記するのに最適。
この話 http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20060407