『難しい単語を拾って、カードに書き、英語で使えるようにする』
情報カード 5×3 無地 C-531 コレクト
英語力というものは、ある程度文法がわかってて、英語の文章を読むのに慣れたら、そこで壁にぶつかる。
その壁を破るものはなにかというと、結局は「単語力」なんだよ。

文章を読んでいても、英語ニュースを聞いていても、わからない単語が出てきたら、理解できない。
もちろん前後関係で、だいたいの意味は推定できるんだけどね。

ただ、わざわざその単語を使ったのには理由があるはずだ。
だから、難しい単語は、一つ一つ調べて、暗記して、使えるようにしておいたほうがいい。

例えば、僕はRandy Pauschの「The Last Lecture」という本を読んでいた。
これは、余命半年と宣告された学者が大学でやった最後の講義の話だ。

The Last Lecture / Randy Pausch (著)
そんなに長い文章でもないし、特に難しくもない。
だから、何か英語の本を読みたいと思っている人にはオススメです。

ただ僕は、三分の二ほど読んだところで、著者の性格があまりにきっちりしすぎていて、好きでなくなった。
アメリカ人が好きそうな、スッキリした人生論だが、複雑ではない。

そこがキライで、残りは読むかどうかわからない。
新幹線に乗るとか、飛行機で時間をつぶすとか、そういう理由が無いとおそらく読み終えないと思う。

ただ、この本の中で突然「epiphany」という単語が出てきた。
これは正直、僕の記憶にない単語だ。

そうして、この単語を見ただけで、教養のある人しか使わない難しい言葉だとわかる。
調べてみると、「A sudden manifestation of the essence or meaning of something」と出てきた。

日本語の辞書で確認すると、「直感的な真実把握」という。
つまり、「なるほど、こうだったのか、わかった!という悟り」のことだね。

そこで、その単語が含まれている文章を「5×3カード」に書き込む。
【The Last Lectureから「epiphany」の文章をカードに写す】 【その文章を英語に直しやすいように、日本語で書く】
これで、epiphanyが含まれた文章を、文章ごと暗記できるわけだ。
すると、まず、普通の日本人でepiphanyを使える人間はいないので、優越感が味わえる。

また、ちょっと知的な外国人と話すときに、無理にこの単語を使った文章をぶつけることが出来る。
これはとても、自信が持てる。

こういう、ちょっと教養を感じさせる単語は、いろいろある。
いま頭に浮かぶのでは、euphemism(婉曲語法), omnipotent(全能の), ethnocentric(自民族中心主義の)みたいなものね。

このレベルの単語は、ちょっと知っているだけで簡単に優越感が得られる。
それだけではなくて、難しい単語を使えれば、相手に教養があると示せるわけだ。

これは、特に、ジーンズとTシャツで海外個人旅行をしているときに、有利に働きます。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20090520