『5×3カードに文章を書いて、システマティックにカードを暗記する』
最近暇つぶしに、ヤフーの知恵袋というQ&Aサイトを見る。
特に英語の質問と答を見るのが面白い。

というのは、質問者も回答者も、根本的に英語がわかってない人がいるからだ。
英語を誤解している人に限って、無駄に細かい文法を語っていたりする。

でも、文法は大原則さえわかっていれば、あとはその例外として考えればいいだけだ。
それは、海外個人旅行の原則さえわかっていれば、旅先のいろんな問題は「その他にもいろいろある」と考えるだけでいいような話。

海外個人旅行も、海外旅行を知らない人に限って、どうでもいい細かいことを言うものだ。
でも、海外旅行の細かいネタをいくら集めても、実際に世界百カ国を超えて個人旅行をした世界旅行者みどりのくつした先生の体験に基づく理論「世界旅行主義」にはかなわないけどね。

だから僕は、世界旅行主義の三位一体論を唱えている。
それは、「海外旅行=セックス=人生」という奥深い理論です。

興味がある人は、世界旅行者の著作を読んでください。

英語はとにかく、英語の文法、構文が大事。
英語でも数学でも、全体像が捉えられてないと、いくら勉強してもいまどこにいるのか理解できない。

いまどこにいるのかわからないと、どの程度の英語の力が付いたのかわかない。
自分の力がわからないと、不安になって、勉強は続けられない。

文法の基本、英語の文章の構成がわかってないのに、いくら英語を勉強しても無駄だ。
でも、英文法は簡単といえばものすごく簡単。

難しく思えるのは、例外が多すぎること。
逆に言えば、基本を押えて、あとは例外だと考えれば、全体の構造を理解するのはやさしい。

これは、僕が英語をほとんど完成させたあと、フランス語、スペイン語に移ったときに感じたんだけどね。
英語の構造がわかっていれば、フランス語やスペイン語の構造も簡単にわかる。

あとは、文法や時制の、英語とのちょっとの違いだけをチェックすればいいだけだ。

ま、それはまた別に語るとしてだね。
英語の文法や構造は簡単だから、そのあと、単語とイディオムを暗記すればいい。

結局、単語とイディオムを暗記しなければ、いくら英語の文の構造がわかったところで、意味がない。
そこで、僕は、単語やイディオムは5×3カードに書いて、暗記することを勧めている。

【5×3カードを見出しで分類し、暗記したカードを後方に移していく】
僕のカードの作り方はまた別に詳しく説明したい。
さて作ったカードだが、問題なのは、カードを作っても暗記しないと意味がないってこと。

「暗記」というのと違って、日本語から英語に直すということだ。
また「日本語から英語に直す」とは、英作文ではない。

英語を日本語から再構成するという意味だ。
だから、カードに書く日本語は、英語を思い出すためのヒント。

つまり、キレイな日本語である必要はない。
英語を思い出すためだから、日本語としてはぎこちなくてかまわない。

カードを作ったら当然、その場で、覚えてしまう(日本語を見て英語の文章を作る)。
しかしこれを一度やっただけでは、忘れるに決まっている。

だから当然、翌日は同じことをする。
翌日も覚えていたら、そのカードを、一つ後ろのインデックスに入れる。

覚えてなければ、一番前のインデックスに入れたままにする。
一番前の覚えていないカードは、完全に英語が出るように(書いたりして)覚える。

そうして、また翌日覚えているかどうか、確認する。
覚えていたら、後ろのグループに入れる。

その後ろのグループは、3日後くらいにまたチェックする。
覚えてなかったら、また一番前のグループに入れる。

グループの作り方は、カードを作った人の時間的な余裕と、記憶力のよさによって決めればいい。
こうしていくと、最終的には、作ったカードは全部覚えられる。

これが大事。
いくらカードを作っても、覚えなければ無駄だ。

単語帳なんかでも、いくら単語を拾っても、その単語を覚えないと意味がない。
このようにカードで暗記すると、単語(文章)を覚えたかどうか、はっきりとわかる。

暗記をするときは、暗記したかどうかが「はっきりとわかる」ことが重要だ。
「カードを作って暗記する」という流れが出来れば、いくらでもカードを作って覚えることが出来る。

これは、僕の体験からも、ゼッタイに効果的です。
特に、自分がどれだけ実力が付いたか、わからないで迷っている人にオススメ。

だって、覚えた英語の文章が、カードの数として目に見えるわけですから。
こうして確実に覚えた文章も、一ヵ月後にはあやふやになっているかもしれませんが、どこかに残ってます。

もちろん、定期的に覚えたカードを見直す。
この繰り返しだ。

最終的には、覚えたカードをアルファベット順に並べれば、ある種の辞書みたいにしても使えます。
ただ僕の体験によると、カードが数千枚単位になると、ちょっと持て余しますけどね(笑)。

でもまあ、3千枚程度カードを作れば、まず目的の試験には合格します。
英語の勉強方で迷っている人は、トライしてみてください。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20090606