『英語の本を買ったからって、面白くなければ読まなくてもいい。英語でも自分に合わない本はある』

【トリニダードトバゴに持っていった英語本(2004)】
日本人は、なんでもまじめだ。
英語もまじめに勉強するので、英語の本を一冊買ったら、それを終わりまで読み終わろうという意欲を持つもの。

ところが、英語の本にも面白くない本があって、どうしても読めなくなる場合がある。
そういう時は、当然、途中で読むのを止めて、新しい本を読めばいい。

本を最後まで読めなかったのは、本が面白くないのが悪い。
本を読もうと決心したキミが悪いのではない。

まあ、確かに、本を買うときに、面白いかどうか判断しそこなったのが悪い、といえないことはないが。
例えば僕は、ハリーポッターが人気だという話を聞いて、まだ翻訳が出る前に、紀伊国屋書店で買って読んだことがある。

それが「Harry Potter and the Philosopher's Stone」だった。
これはまあまあ面白かったよ。
次の、「Harry Potter and the Chamber of Secrets」も買った。
がこれは、はっきり言って退屈だった。
3作目の「Harry Potter and the Prisoner of Azkaban」は、買ったけれども、読めなかった。
途中まで読んで、つまらないので、途中で放り投げたような記憶がある。
だから、面白くなくて読めない本というのはあるんだ。
例えば、Dan Brownの「The Da Vinci Code」は、原作が話題になったころ、かなり早めに洋書を買った。
ところが、読む気が起きないので、放ってあった。
しかし、映画の封切りが近くなって、地下鉄の中でOLさんが(もちろん英語版の)「The Da Vinci Code」を読んでいるのを見た。

それで急に焦って読み始めたら、あまりに面白くて、途中で止められなくて、最後まで一気に読み終わった。
ちなみに僕は、最後のニュートンの5文字の暗号は、当てましたよ(笑)♪

英語の本を買っても、あっという間に読み終われる本もあれば、途中でどうしても読めない本もある。
日本語の本と一緒だよ。

英語の勉強をしている人が、英語のペーパーバックを買うと、変に「読み終えてやろう!」とがんばってしまうことはないかな。
でもそれが面白くない本だったら、無理に読むことはないよ。

面白くない本は、英語だって日本語だって、読むのは苦痛だ。
面白くないと思ったら、読むのを止めて、もっと面白い、自分に合った本を捜せばいいだけ。

面白くない本を下手に最後まで読み終わろうと努力したら、英語が嫌いになってしまうかもしれません。
だから、面白くないと思ったら、読むのは止めたほうがいい。

また、面白くない本でも、最初の10ページくらいは読みます。
だとしたら、その10ページ分だけ英語に親しんだわけだから、それでいいと考えること。

上の写真は、僕が2004年にトリニダードトバゴへ旅した時に持っていった英語の本です。
たった2週間程度の旅なのに、英語のペーパーバックだけ7冊もあります。

これは、日本で読みかけた本、新しく買った本を持ってったんですね。
7冊もあるのは、どれが面白いか判断が付かなかったから。

昔日本語で読んで感動した「How to Stop Worrying and Start Living」は、このときは読む気になりませんでした。

ベッドに並んだペーパーバックの左から2番目、ベージュ色の表紙の本が、「How to Stop Worrying and Start Living 」です。
How to Stop Worrying and Start Living / Dale Carnegie
「英語勉強中の人が洋書を読むとき、面白くないと感じたら本が悪いので、読むのは止めたほうがいい」という、貴重なアドバイスでした。

面白いと思う本ならば、ズンズン読めますから、そういう本を探しましょうね♪
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20090512