《英語の本を読み、クロスワードパズルを解くくらいやってないと、日本での英語能力は保てない》
参照:旅先で読んだ本の一部
学生時代にいくら英語を勉強していても、社会に出て実際に英語を使わないと、英語能力はどんどんなくなっていく。
海外留学しても、日本に戻ってきて英語を使わないと、すぐに英語がしゃべれなくなる。
駅前留学しても、お茶の間留学しても、外国人とエッチをしても、日本人は英語はしゃべれない。
もともと日本国内では、英語を使わなくても済むような社会システムが出来上がっているんだよ。
だから、普通の日本人が英語をしゃべることができないのは当然。
また、僕の「大人の海外個人旅行」でも書いたように、日本人は英語でしゃべるだけの内容を持っていない。
普通の学校英語を学んでいても、英会話学校でよくある他人の会話を真似していても、自分の言葉ではない。
自分の言葉で英語をしゃべってないので、英語が自分自身と結びついていない。
つまり、英語が英語のままで、自分の英語になってないわけだね。
自分の英語になってないと、自分の考えを表現することは、もちろん不可能だ。
英語を自分のものにするためには、最低、自分の好きな本を読むことが大事。
だって、好きな本には、自分の好きな考えがあって、好きな考えを表現する英語があるからだよ。
というわけで、海外で外国人と英語で自分の考えを自由に話し、討論するための最低条件は、英語の本を読む、ってことじゃないかな。
日本でも、海外旅行中でも、常に英語のペーパーバックを持って、暇があれば読むような習慣をつけるといいだろう。
実際僕が、最初に外国人(アメリカ人観光客)と世間話をしたのが、京大に通ってた時、大阪万博の時の京都の市電の中だった。
そのとき、いわゆる「英会話」なんか一度も勉強していなかったけれど、英語の本を読んでいたので、十分にしゃべれたからね。
僕が世界一周の最初の時期、スペインを出てから、北アフリカ(マグレブ三国)を横断して、ヨーロッパ経由でロンドンへ戻り、さらにギリシア、トルコからアフリカを回って、エジプトから中近東を北上して、トルコへ入った期間、まあこれで旅をしていた半年くらいだけれど、その間に読んだ本のリストを、昔の旅行ノートにたまたま見つけたので、書いておきますね。
まあこのころは、日本語の本が全く手に入らずに、移動中も、食事中も、ホテルで寝る時も、ずっと本を読み続けだったよ…。
(読んだ英語本のリスト)
Made in Japan,
Hunt for Red October,
The Last Emperor,
The Empire of the Sun,

IT,
Reunion,
The Fall of Singapore,
Agatha Christie's mysteries,
MIKO,
The Japanese Conspiracy,
Land of the Rising Yen,
How to beDecadant,
How to be Alian,
Eye in the Sky,
SHIBUMI,
They came to BAGDAD
North of the South,
ISSAC ASIMOV: Early Stories,
Third Girl,
YAKUZA,
Elephants can Remember
そうそう思い出したけれど、僕が北米をグレイハウンドで旅してまわってた時は、バスの中で、
The Rise and Fall of the Great Powers,
The Japanese Overseas,
なんかのハードカバー本を読んでたものなー(っと、これはただの追憶モード♪)。
というわけで、日本でもペーパーバック程度は読んだほうがいいという話でした。
その一つの理由が、いま、日本の本屋での洋書の値段がずいぶんと下がってる。
紀伊国屋書店なんかでは、1ドル=120円くらいのレートになっている。
AMAZONでも安いが、AMAZONは小額だと送料もかかるし、本の内容をパラパラッとチェックできないからね。
つい先日、紀伊国屋書店でマイケルクライトン(Michael Crichton)の「TIMELINE」を買ったら、米国で7.99ドルが、958円。
計算すると、1ドル=120円でやっている。
これだと、インターネット書店で一冊買うよりも、送料がかからないだけ有利という例でした。
それから、単語力を維持したり、頭を動かすためには、クロスワードパズルをやるといいだろう。
日本人は難しいパズルは解けないし、パズルによっては、無駄な知識(映画俳優や歌手の名前など)が要求されたりするから、できるだけ簡単なクロスワードパズルの本を、暇つぶしのために、一冊手許に置いておくといいだろうね。
クロスワードの本もいろいろありますが、やさしいのは「Simple Crosswords」なんかです(手許にあるので)。